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<< 春一番の風は激しく | main | 夏至の夕空へ >>
骨を休めて
飛行場近くの公園では
カラスノエンドウが沢山咲いていた

そんなに遠くないはずだけど いつぶりか
広い 広い 空をみてようやく
ああ、なんて素晴らしい休暇だったのだろうと
心境の変化に気づく


したことといえば
取り立ててなにも
階段のてっぺんに座り
好きなだけ 好きなようにする
このくらいだったのに
骨までおだやかで
肩は当たり前に凝っていても
なにかが軽い


もしかして
獣みたいなふさふさの
分厚い皮を着た筍をあく抜きした時
憎たらしくこびり付いた私のあくも 抜き去られたのだろうか

待ちくたびれているはずの馴染みのギターは とてもやさしく
ひとつも へそを曲げてなんかなかったし
窓から差し込む朝日の それはそれは美しいこと

思いのほか眠たくて
ワラビを取りにはゆけなかったけど
お気に入りの喫茶店では 何一つ褪せないノリタケの素晴らしいC&Sで珈琲が運ばれてきた


皆が口にするように
人生とは不思議だ
あんなに嫌だった今日も 飄々と
踏み出せるか不安だった今日も すんなりと
受け入れることができるのだから

何も答えぬ扉よ
行きとは反対の「行ってきます」と 「ただいま」を
じきに言うから待っていて

しばらくは この幸福なまどろみを
解かずに漂わせたままで
夜空に星でも探していたいの

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